男性のめまいや立ちくらみとは?
男性は基本的に男性ホルモンによって血液が多く作られるので、
基本的に貧血を起こすことは少ないと考えられます。
もし男性で立ちくらみが多く起きているのであれば、より深刻な病気の可能性もあります。
そこで今回は、男性でのめまい・立ちくらみで考えられることを紹介します
男性に貧血が起きるときとは
女性であれば月経のたびに血液を失う機会があるため、貧血は珍しくありません。
しかし男性で貧血を起こしているときは、
消化器から出血を起こしているかもしれません。
胃・十二指腸・大腸などに潰瘍やポリープ、ガンなどがあることで、
これらによる出血が貧血を引き起こしている可能性があります。
また、お酒を多く飲む人でめまい・立ちくらみを起こす人は、
アルコールに誘発されて迷走神経反射が起きているかもしれません。
これは自律神経の異常が原因となっています。
さらに、男性にも更年期障害が存在します。
男性ホルモン(テストステロン)の減少は、加齢、ストレス、運動不足によって生じ、
男性特有のストレス耐性・睡眠不足に勝つ強さも失われていきます。
これにより自律神経の働きを鈍らせ、立ちくらみを起こしやすくします。
40代〜60代の男性では、シャイドレーガー症候群という進行性の病気もあるため、
立ちくらみを起こす頻度・症状の強さがひどくなっていくようであれば、
一度病院での検査が必要でしょう。
対策はどう立てるの?
自律神経の働きが乱れることで生じている場合は、まず生活習慣を見直し、
ストレスを過剰にため込んでいないかどうかを、振り返ってみましょう。
ストレス耐性の高い男性では、立ちくらみも含め病気に気づくころには、
すでに重篤な状態になっていることがあります。
上手にストレスを解消すること、
心身のコンディションを常に整えることを心がけてください。
低血圧で立ちくらみが生じているとき、体質的に改善されない場合は、
急に立ち上がらないようにするなどのセルフケアを、しっかりと行いましょう。
そして高血圧や貧血が考えられるときは、
医師と相談の上、治療に臨む必要があります。
自己判断せずにきちんと原因を把握しましょう。