qt延長症候群 立ちくらみ 症状

qt延長症候群での立ちくらみの症状とは?

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立ちくらみを起こしてしまう病気の中に、
まれですがQT延長症候群と呼ばれる病気があります。
これにより引き起こされる立ちくらみは、一般的な立ちくらみよりも重度なものです。

 

QT延長症候群とは

 

心臓の鼓動は、心電図でP、Q、R、S、Tという波で表記され、
常に一定のリズムと幅で記録されます。

 

このQ波からT波までの波が乱れて、
通常よりも遅れてしまうことをQT延長と呼んでいます。

 

QT延長は心臓の収縮と弛緩のリズムに狂い、
不整脈が作られていることを意味しており、
時に発作を起こすことがあり、これをQT延長症候群と呼びます。

 

どういうときに発生するのか

 

心臓に生まれつき機能障害があり、
突然脈が乱れ失神を起こしたり突然死することもあります。

 

遺伝子に問題がなくQT延長を起こしてしまう場合は、
特定の薬を服用したときなどであるとされています。
症状には個人差が大きいとされており、必ずしも症状が現れるとは限りません。

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発作は突然起き、立ちくらみ、動悸、意識消失を起こし、
最悪の場合は突然死を起こします。
突然倒れて全身がけいれんすることもあるため、
てんかんと間違ってしまうこともあります。

 

どういう時に発作を起こすかは人それぞれですが、
特定の音、精神的なストレスなどを引き金に、
発作を起こしてしまうこともあります。

 

治療法はあるのか

 

現在の医学では、QT延長症候群自体の原因は治療することはできません。
一度発作が起きてしまえば、繰り返してしまうことが多いとされています。
QT延長症候群があると判断された時点で、
発作や突然死を予防するための治療を行わなければなりません。

 

交感神経の働きを抑える薬、不整脈を治すためのメキシレチン、
ペースメーカー埋め込み手術などが対処方法です。
植え込み式の除細動器を使い、
脈が乱れたときに自動で電気ショックをしてくれる装置を使うこともあります。

 

小児において発見されることの多いQT延長症候群ですが、
小児の場合は薬を飲み忘れてしまったりすることが多くあります。
命に関わる病気のため、服薬の管理は徹底させる必要があるでしょう。

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