めまい 立ちくらみ 貧血 違い

めまいと立ちくらみや貧血の違いとは?

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立ちくらみは貧血だから起きる、とは限りません。
正確には、根本原因が異なっている場合があります。
まずは自分の症状を見直して、病院にかかる必要があるのかどうかを考えてみましょう。

 

立ちくらみとは何か

 

立ちくらみは、起立性低血圧という症状を指します。
つまり血圧の変化によるものです。

 

座っている・または寝ている姿勢からいきなり立ち上がったときに、
フラフラと気を失いそうになる、
目の前が真っ暗になってしまうなどの症状が起こります。

 

これは急に立ち上がった際に一時的に脳への血流量が低下したとき、
それを戻すための機能がうまく働かないことで発生します。
一時的に下半身へ多く移動した血液を心臓へ戻すために、
通常であれば血圧を高めて血管が収縮して対応します。

 

ところが血圧が低い人ではこの力が弱くなる可能性があり、
またストレスや生活習慣の乱れから、
自律神経の働きが弱っているような人ではさらにリスクが高まります。

 

貧血とは何か

 

貧血は血液中の赤血球に含まれる、
ヘモグロビンが不足している状態であると定義できます。

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ヘモグロビンは、酸素の多いところでは酸素と結合し、
酸素の少ないところで酸素を離す性質を持っており、
これによって全身へ酸素を運ぶことができています。

 

ヘモグロビンが少なければ、酸素を全身へ巡らせることができないため、
常に立ちくらみのような症状や動悸、息切れを起こしてしまうリスクがあります。
立ちくらみは貧血を持っていれば十分に起きる可能性があると言えます。

 

めまいとは何か

 

めまいは立ちくらみと似ていますが、症状の持続時間が異なります。
立ちくらみは一瞬から数秒間の持続で、
横になって休めば症状が軽減する場合が多いでしょう。

 

しかし、めまいはグルグルと回っていたり、
フラフラと浮いているような特徴的なふらつきを感じ、
それが休んでも長く続く場合があります。
脳や耳に異常があると考えられ、早期の病院受診が必要です。

 

・・・いかがでしたか?
いずれも目に見える症状は似通っています。
立ちくらみ・めまいが起きたときには、まず安静時間をきちんととり、
症状が改善するのか、他にも何か異常がみられないかを探してください。

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